特定技能ガイド
面接対策2026/08/25

特定技能の自己紹介例文|面接で名前・年齢・経験・日本語力を1分で伝える方法


特定技能の自己紹介例文|面接で名前・年齢・経験・日本語力を1分で伝える方法

「特定技能の面接では、自己紹介で何を話せばいい?」

「年齢や在留資格も伝えたほうがいい?」

「日本語に自信がなくても、うまく自己紹介できる?」

特定技能の面接では、最初に「自己紹介をお願いします」と聞かれることが多くあります。

自己紹介で大切なのは、難しい日本語を使うことではありません。面接官が知りたい情報を、約1分で分かりやすく伝えることです。

この記事では、特定技能外国人の採用・転職を支援するBIGLIGHTの経験をもとに、自己紹介の基本構成と、仕事別の例文を紹介します。


特定技能の自己紹介で伝える8項目

自己紹介は、次の順番で話すと分かりやすくなります。

  1. 名前
  2. 国籍・出身地
  3. 年齢
  4. 現在の在留資格
  5. 仕事の経験
  6. できる作業・使用できる機械
  7. 日本語力・自分の強み
  8. 入社への意欲

年齢は必須ではありませんが、特定技能の面接では、名前や国籍と一緒に簡潔に伝えても問題ありません。

はじめまして。グエン・ヴァン・アンと申します。ベトナム出身で、現在25歳です。

履歴書に年齢が記載されている場合でも、自己紹介に加えることで、自然で分かりやすい導入になります。


自己紹介は40秒~1分を目安にする

自己紹介は、40秒~1分程度にまとめましょう。

短すぎると、経験や日本語力が伝わりません。反対に、長すぎると、質問に対して簡潔に答えられない印象を与える可能性があります。

日本語に自信がない場合は、無理に1分話す必要はありません。まずは30~40秒程度で、必要な情報を正確に伝えることを優先しましょう。


特定技能の自己紹介・基本例文

はじめまして。グエン・ヴァン・アンと申します。ベトナム出身で、現在25歳です。
現在は特定技能1号で、愛知県の自動車部品製造会社に勤務しています。技能実習を含めて、製造業で4年間働いた経験があります。
現在の会社では、機械への材料投入、製品の取り出し、ノギスを使った寸法測定、バリ取り、外観検査を担当しています。
日本語はN4レベルで、仕事の指示や安全ルールを理解できます。分からないことがある場合は、必ず上司に確認しています。
私の強みは、真面目で責任感があることです。これまでの経験を生かし、御社で長く働きたいと考えています。
本日はよろしくお願いいたします。

この例文の構成

項目伝えている内容
名前グエン・ヴァン・アン
国籍ベトナム
年齢25歳
在留資格特定技能1号
経験製造業4年
作業内容材料投入、測定、バリ取り、検査
日本語力N4レベル、作業指示を理解できる
強み・希望責任感があり、長く働きたい

日本語に自信がない人向けの短い例文

難しい文章を暗記する必要はありません。一文を短くし、ゆっくり話しましょう。

はじめまして。〇〇と申します。インドネシア出身で、現在24歳です。
現在、特定技能で食品工場に勤めています。仕事の経験は3年です。
盛り付け、検品、包装、機械の清掃をしています。
日本語はN4レベルです。簡単な仕事の指示を理解できます。
私は真面目で、遅刻をしません。新しい仕事も頑張って覚えます。
御社で長く働きたいです。よろしくお願いいたします。

簡単な日本語でも、自分の経験を正確に話すことができれば、面接官に十分伝わります。


仕事別の自己紹介例文

製造業

はじめまして。〇〇と申します。ベトナム出身で、現在27歳です。
技能実習と特定技能を合わせて、金属加工の仕事を5年間経験しています。
現在はNC旋盤を使用した自動車部品の加工を担当しています。材料の取り付け、機械操作、ノギスとマイクロメーターによる測定、バリ取り、外観検査ができます。
基本的な図面の寸法も確認できます。日本語はN4レベルで、現場の指示や安全ルールを理解できます。
これまでの経験を生かし、さらに技術を身につけて、御社で長く働きたいです。よろしくお願いいたします。

製造業では、次の情報を具体的に伝えることが重要です。

  • 製造していた製品
  • 担当した工程
  • 使用した機械
  • 使用できる測定工具
  • 図面を読めるか
  • 夜勤・交替勤務の経験
  • 製品の重量

溶接

はじめまして。〇〇と申します。インドネシア出身で、現在26歳です。
溶接の仕事を4年間経験しており、主に半自動溶接と仮付け溶接を担当してきました。
図面に合わせた仮付け、寸法確認、本溶接、グラインダーによる仕上げ作業ができます。基本的な図面と溶接記号も確認できます。
仕事では、品質だけでなく、保護具の着用や火災防止などの安全確認を大切にしています。
御社でさらに技術を高め、長く働きたいと考えています。よろしくお願いいたします。

溶接の場合は、「溶接ができます」だけでなく、次の内容も伝えましょう。

  • 半自動・TIG・アークなどの溶接方法
  • 材質
  • 板厚
  • 溶接姿勢
  • 図面・溶接記号を読めるか

建設業

はじめまして。〇〇と申します。ベトナム出身で、現在28歳です。
建設業で4年間働いており、主に鉄筋組立と結束作業を経験しています。
図面を確認しながら鉄筋を配置し、結束線で固定する作業を担当してきました。資材運搬、現場の整理整頓、作業前の安全確認もできます。
日本語は日常会話レベルで、現場の指示や危険を知らせる言葉を理解できます。体力とチームワークには自信があります。
将来は特定技能2号を取得し、御社で長く働きたいです。よろしくお願いいたします。

飲食料品製造業

はじめまして。〇〇と申します。ベトナム出身で、現在24歳です。
食品製造の仕事を3年間経験しています。現在は弁当工場で、食材の準備、盛り付け、検品、包装、機械の洗浄を担当しています。
手洗い、消毒、温度管理、異物混入の防止を大切にしています。
日本語はN4レベルで、作業指示や衛生ルールを理解できます。忙しいときも周りの人と協力して作業できます。
これまでの経験を生かし、御社で長く真面目に働きたいです。よろしくお願いいたします。

介護

はじめまして。〇〇と申します。インドネシア出身で、現在25歳です。
介護施設で3年間勤務し、食事介助、入浴介助、排せつ介助、移乗介助を経験しています。
利用者様が安心できるように、笑顔でゆっくり話すことを大切にしています。体調の変化に気づいた場合は、すぐに職員へ報告しています。
日本語能力試験N3に合格しており、仕事の指示や簡単な介護記録を理解できます。
これまでの経験を生かし、利用者様に信頼される介護職員になりたいです。よろしくお願いいたします。


日本語の資格がない場合の伝え方

JLPTなどの資格を持っていない場合は、資格がないことを正直に伝えたうえで、仕事で実際にできることを説明しましょう。

日本語の資格はまだ持っていませんが、職場で使う言葉や簡単な作業指示は理解できます。分からない言葉がある場合は、そのまま作業せず、必ず上司に確認しています。現在、JLPT N4の合格を目指して勉強しています。

「日本語ができません」とだけ答えるのではなく、次のような能力を具体的に伝えることが大切です。

  • 作業指示を理解できる
  • 朝礼の内容をある程度理解できる
  • 上司へ報告できる
  • 分からないときに聞き直せる
  • 安全に関する言葉を理解できる

自己紹介と自己PRの違い

項目自己紹介自己PR
目的基本情報と経験を伝える自分の強みをアピールする
内容名前、年齢、在留資格、職歴、日本語力技術、長所、実績、仕事への姿勢
長さ40秒~1分程度30秒~1分程度
質問例自己紹介をお願いしますあなたの長所を教えてください

自己紹介の中に強みを一つ入れることは問題ありません。ただし、長所を何個も説明すると長くなるため、最も伝えたい強みを一つ選びましょう。


経験は具体的に伝える

伝わりにくい例

製造業で働いていました。いろいろな仕事ができます。

伝わりやすい例

自動車用の金属部品を製造する会社で3年間働きました。NC旋盤への材料の取り付け、加工後のバリ取り、ノギスを使った寸法測定、外観検査を担当しました。

面接前に、次の項目を整理しておきましょう。

  1. 何を製造・施工していたか
  2. どの工程を担当したか
  3. どの機械・工具を使用したか
  4. 何年間経験したか
  5. 品質や安全のために注意したこと
  6. 後輩指導やリーダー経験があるか

BIGLIGHTが面接練習で重視するポイント

履歴書と同じ内容を話す

勤務期間、仕事内容、使用した機械などが履歴書と違うと、面接官に不安を与えます。面接前に、企業へ提出した履歴書を必ず確認しましょう。

「できる」と「経験した」を区別する

一度だけ行った作業と、一人で安全にできる作業は同じではありません。

基本的な図面の寸法は確認できますが、複雑な図面は上司に確認しています。

このように、実際にできる範囲を正直に説明することが、入社後のミスマッチ防止につながります。

転職理由を会社の悪口にしない

これまでの経験を生かしながら、さらに溶接技術を身につけ、長く働ける会社へ転職したいと考えています。

給料や人間関係だけを理由にするのではなく、技術向上や将来の目標につなげて説明しましょう。

資格と実際の日本語力を両方伝える

「N4を持っています」だけではなく、「作業指示を理解できる」「上司へ報告できる」など、実際にできることも伝えましょう。


自己紹介でよくある失敗

文章を丸暗記して早口になる

文章をすべて覚えるのではなく、次の順番を覚えましょう。

名前 → 国籍 → 年齢 → 在留資格 → 経験 → 作業 → 日本語 → 強み → 入社意欲

「真面目です」だけで終わる

行動や実績を加えると説得力が高まります。

3年間、無断欠勤や遅刻をせず勤務しました。

不良品を見つけたときは、すぐにリーダーへ報告しています。

自己紹介が長すぎる

自己紹介ですべてを説明する必要はありません。詳しい内容は、その後の質問に答えるときに説明しましょう。

前の会社の悪口を言う

前職への不満だけを話すと、採用担当者に「入社後も同じ理由で退職するのではないか」と思われる可能性があります。


1分間の自己紹介を練習する方法

  1. 自分の経験を箇条書きにする
  2. 簡単な日本語の文章にする
  3. スマートフォンで録画する
  4. 1分以内に収まっているか確認する
  5. 声の大きさ、話す速さ、視線を確認する
  6. 面接担当者や支援担当者と練習する

自己紹介の内容から、次のような追加質問も予想されます。

  • どのような製品を作りましたか。
  • 使用した機械のメーカーは何ですか。
  • 図面を読むことができますか。
  • なぜ転職したいですか。
  • 夜勤や残業はできますか。
  • いつから入社できますか。
  • 特定技能の残り期間はどのくらいですか。

自己紹介だけでなく、追加質問への答えも準備しましょう。


自己紹介作成用テンプレート

以下の空欄を自分の情報に変更してください。

はじめまして。____と申します。____出身で、現在__歳です。
現在、____の在留資格で、____の仕事をしています。
これまで____の仕事を__年間経験しました。
主に____、____、____を担当してきました。
____という機械・工具を使用することができます。
日本語は____レベルで、____することができます。
私の強みは____です。仕事では____を大切にしています。
これまでの経験を生かし、御社で____したいと考えています。
本日はよろしくお願いいたします。


まとめ|名前・年齢・経験を1分で具体的に伝えよう

特定技能の自己紹介では、次の8項目を約1分で伝えましょう。

  1. 名前
  2. 国籍
  3. 年齢
  4. 在留資格
  5. 経験年数
  6. できる作業・使用できる機械
  7. 日本語力・強み
  8. 入社後の目標

難しい日本語を使う必要はありません。大切なのは、自分の経験を具体的かつ正確に伝えることです。

例文をそのまま暗記するのではなく、仕事内容、経験年数、使用した機械、日本語力を自分の情報に変更して練習しましょう。

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よくある質問(FAQ)

自己紹介で年齢を言う必要がありますか?
必須ではありませんが、名前や国籍と一緒に簡潔に伝えても問題ありません。特定技能の面接では、現在の年齢を伝える応募者も多くいます。
自己紹介は何秒くらいがよいですか?
40秒~1分程度が目安です。日本語に自信がない場合は、30~40秒程度でも問題ありません。
日本語の資格がなくても面接を受けられますか?
求人条件や在留資格の要件を満たしていれば、資格がなくても応募できる求人があります。資格の有無だけでなく、仕事で実際にどの程度日本語を使えるかを説明しましょう。
自己紹介を暗記してもよいですか?
練習のために覚えることは問題ありません。ただし、一字一句を丸暗記するのではなく、話す順番とキーワードを覚える方法がおすすめです。