熱中症の症状と職場でできる予防対策|外国人労働者向け【2026年版】

熱中症の症状と職場でできる予防対策
熱中症は屋外だけでなく、工場、厨房、倉庫など高温多湿の職場でも起こります。体調が悪いのに我慢すると急に重症化するため、早めの報告と対応が重要です。
意識がおかしい、自力で水が飲めない、けいれん、高体温がある場合は、直ちに119番へ連絡してください。一人にせず、救急隊を待ちながら体を冷やします。
熱中症の主な症状
| 段階 | 主な症状 | 対応 |
|---|---|---|
| 初期 | めまい、立ちくらみ、大量の汗、筋肉痛、こむら返り | 涼しい場所で休み、水分・塩分を補給 |
| 中等症 | 頭痛、吐き気、嘔吐、強いだるさ、判断力低下 | 医療機関を受診 |
| 重症 | 意識障害、けいれん、運動障害、高体温 | 直ちに119番 |
本人が気づきにくいサイン
返事が遅い、まっすぐ歩けない、いつもと違うミスが増える場合も注意が必要です。同僚同士で声をかけ、異変を感じたら作業を止めましょう。
職場でできる7つの予防対策
- 作業前と作業中にWBGT(暑さ指数)を確認する
- のどが渇く前に水分と適度な塩分を取る
- 冷房や日陰のある休憩場所を使う
- 暑い時間帯の連続作業を短くする
- 通気性のよい服、冷却用品を活用する
- 睡眠不足、二日酔い、朝食抜きを避ける
- 一人作業を避け、バディ制や定期連絡を行う
暑熱順化とは
体を暑さに徐々に慣らすことです。連休後や日本の夏に慣れていない外国人は特に注意します。最初の約1週間は作業時間と強度を段階的に増やし、無理をしないことが大切です。
2025年から強化された職場の対策
2025年6月1日施行の改正労働安全衛生規則により、WBGT28度以上または気温31度以上で、連続1時間以上または1日4時間を超えることが見込まれる作業では、事業者に報告体制の整備や対応手順の作成・周知が求められます。
労働者は報告先、緊急連絡先、搬送先、作業を中止する手順を事前に確認してください。
熱中症が疑われる人への応急処置
意識を確認する
意識がはっきりしない場合はすぐ119番です。意識がある場合は、エアコンのある室内や日陰へ移動し、衣服を緩めます。首、脇の下、足の付け根を冷やし、水分・塩分や経口補水液を少しずつ飲ませます。
自力で飲めない人へ無理に水を飲ませてはいけません。症状が改善しない場合も医療機関へ搬送します。
外国人労働者が使える報告例
「めまいがします。作業を止めてもいいですか」「同僚の返事がおかしいです」「水が飲めません。119番をお願いします」と短く伝えます。日本語が難しくても、我慢せず周囲へ知らせてください。
最新情報は厚生労働省の職場における熱中症予防情報で確認できます。BIGLIGHTの生活情報も参考にしてください。
まとめ
熱中症対策では、WBGTの確認、水分・塩分、休憩、暑熱順化、体調確認が基本です。異変があれば作業を止め、意識障害や自力で飲めない状態では直ちに119番へ連絡しましょう。
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